私は以前、事務作業と肉体労働、両方をこなす仕事に勤めたことがあります。
具体的には介護業界と工場関係です。
一日の中でパソコンメインの事務と、肉体労働を4:6くらいの割合でこなしていました。
大抵の人は工場関係や介護業界は100%現場で肉体労働というイメージがあるかもしれません。
ですが、実際はパソコンを使ったり、事務作業も織り交ぜられることが少なくありません。特に最近はそういう業界でもパソコンリテラシーが求められます。
私の経験上、肉体労働のみという仕事も減ってきていると思います。
肉体労働と事務作業どっちがキツイの!?
ところで、よく事務作業と肉体労働が比べられますが、いったいどっちがキツイんでしょうか?
あくまでも私の経験ですが、両者を比べてみたいと思います。
ちなみに結論としては事務作業の方が私はキツク感じます。
つまり肉体労働の方が楽だということです。
理由はいろいろありますので、まずは両仕事のメリットとデメリットを比べてみましょう。
肉体労働のメリットとデメリット
メリット
・体を動かすのでストレスが軽減される
・細かいことはあまり指摘されない
・体系を維持できる
デメリット
・考えることが少なく単純作業が多い
・時間が経つのが遅い
・基本成長が止まってしまうことが多い
事務作業のメリットとデメリット
メリット
・時間がたつのが早い(集中していれば)
・スキルアップができる
・給料が高め
デメリット
・人間関係が複雑なことが多い(勝手なイメージ)
・意外と肩が凝ったりと肉体的なダメージもある
と代表的なことを上げればそれぞれこんな感じかと思います。
特筆すべきはやはり人間関係ではないでしょうか?
私の経験でも、肉体労働の方が事務仕事よりも人間関係はさっぱりしています。
見た目と違って、優しい人も多いです。
一方、事務系の仕事はどうかというと・・・
偏見かもしれませんが、事務作業は細かい人が多いような気がします。もちろん、事務はきっちりと細かいところまで注意を払うのが基本ですが、それにしても度を超えて細かい人もいます。
そこでノイローゼ気味という人も出てくるかもしれません。
人間関係も仕事を続けるうえでの大きなファクターですから、重要視される点です。
私が仕事をやめるときはこの人間関係に嫌気がさしてやめることが多いです。
人間関係って大事です。今勤めている、肉体労働の人間関係は良好です。
一方、やりがいで言えば、やはり事務作業の方が大きいと思います。というのも、事務作業は毎日が覚えることだらけです。日々勉強といった感じです。
新しい仕事もどんどんと与えられることも多いと思います。
ものすごい、自分の成長を感じれるはずです。
一方、肉体労働は毎日、同じことの繰り返しです。一ミリも成長している感はしません。
ただ、精神状態としては安定しているとはいえるでしょう。
ルーティンのようにこなせばいいだけですから。
新しい仕事よりもそれまで慣れ親しんだ仕事の方が精神的なプレッシャーも感じず、落ち着けるでしょう。
体力面は肉体労働の方がヤバい!?
続いて体力面です。
はっきり言って、体力的には断然肉体労働の方がキツイです。
それは体をフルに使って仕事をこなすわけですから、疲れないならばそもそも肉体労働はとは言えません。
筋肉痛なんてのは日常茶飯事ですし、腰痛持ちという方も多いです。
私もこれまで、肉体労働と名のつく、アルバイトなどをしてきましたが、きつくなかった仕事はありません(笑)
一番きつかったのが、農家のバイトだったりします。
農家の人は本当に大変です。
これに対して、事務作業は頭だけ使っているので、そういう体のダメージはないのか?
というと、実は事務作業も体力的というか肉体的なダメージは大きいです。
私も本格的にパソコンをいじるようになってからは、かなり肩こりや全身の凝りに悩まされました。
肉体労働とはまた違ったダメージが事務作業にはあります。
ただ、疲労の種類が違うだけです。
そのため、両職種とも体のメンテナンスは必要となってくるでしょう。
シップなんかは肉体労働では必須ですし、温泉などで疲れを癒しにいくことも多々あります。
結果、どっちがキツイか、私はメリットとデメリットを総合的に見て、冒頭でも触れた通り、
事務作業の方がキツイと思います。
当然ですが、こればかりはその当事者によると思います。
私のように人間関係や精神的にキツイのが嫌だという人は肉体労働の方が良いと感じるでしょうし、逆に肉体労働の荒々しさや、やりがいや成長を感じられない人からしてみれば事務仕事の方が良いと感じるでしょう。
結局は本人次第です。
ただ一つ言えることは楽な仕事はないということです。
今まだいろいろな仕事経験しましたが、本当に楽だったという仕事は一個もありませんでした。肉体労働でも精神的に追い詰められることもありましたし、逆に事務作業でも疲労を感じることもありました。
働く場所や環境によっても変わってくるというわけです。
そうなってくると、転職するならば、せめて給料の高いところに決めるのがいいでしょう。
最近では転職系のサイトが多いので、給料が高い企業を探してみることをおすすめします。
後はどうしてもやりたい仕事をやるということです。
個人的には、給料>やりがい>通勤のしやすさという順番になります。