過激なパワハラについて思うこと・・・

昨今、過激なパワハラがニュースなどで報道されるようになっています。もちろん、昔からある程度はこういった過度のパワハラはあったんでしょう。

今にはじまったことでば決してないでしょう。

むしろ、部活やスポーツの体罰問題同様に昔の方が意識が低く、多かったという可能性も十分にあります。

目だって報道されるようになったということは企業コンプライアンスの世間的な意識の向上しているとういことでしょう。

いずれにしろ、パワハラやセクハラはいけないことですし、場合によっては犯罪行為であることは間違いないでしょう。

ではなぜこういったことが起こるのか?

それはきっと、仕事上だから・・・・とか、立場があるから・・・・だとか、部活だから・・・・という枕詞があるからだと思います。

これにより、自分の行為は適正だと勘違いしてしまうのではないかと思います。

適正とは言い過ぎかもしれませんが、罪の意識は下がると思います。

つまりは、ハードルを下げてしまうのだと思います。

私自身、上司といえる立場になったことがないでわかりませんが、仕事上で上司という立場であるならば、多少はヒール役、すなわち嫌われ役になるような気がします。

さすがに暴力や暴行、まではいかないでしょうが、語気を荒げたり、暴言は吐いてしまうかも知れません。

本当はそんな言葉、吐きたくありませんが、吐いてしまうかもしれません。

それが過激にエスカレートすると脅迫になりますし、そうでなくても、違法行為すれすれの状態となります。

でもやってしまう、それはなぜか業務遂行のための手段として、考えているからです。

言うことの聞かない部下、能力が自分の予定したものよりも低い部下になんとしても水準をクリアしてもらいたい、そんな思いからという場合もあると思います。

もちろん、肯定しているわけではありません。

そして、そのようなことが繰り返され、次第にエスカレートしていくのではないでしょうか。

人間の行為はエスカレートしていきます。

初めは大したことなくても、徐々にレベルが上がっていく、これはどんなに普通で真面目な人でもなるそうです。

それにパワハラに限らずに人の行動というのは、周りの環境によって起こされていきます。

立場を与えられると勘違いして、心理的にパワハラという行動にいたってしまう。これは想像にたやすいことです。

皆さん、エスという映画をご存知でしょうか?

実際にあった心理実験をもとに描かれた映画なんですが、これが非常に面白いというか見ていて恐ろしくなる映画なんです。

ちなみにDVDなどでレンタル可能です。

このエスという映画がどんな内容かというと、心理実験として、無作為に人を集めて、囚人役と看守役にわけて、どんなことになるか実験したものです。

ネタバレになりますが、最終的に、看守役が行き過ぎてしまい、非常にまずい状態になり、実験中止という結果に終わります。

ということで人は立場を与えられると、その人物像にあうような人物になってしまうということです。

例え、おままごとのような実験だとしても、パワーを与えると人間、そのような行動を起こす心理状態になるということです。

これを上司と部下の立場に置き換えれば、もちろん、行き過ぎることもあるのがわかると思います。

ただ、当たり前ですが、そうならない上司もいます。

人間的に腐っているという上司も一定割合で少なからずいます。

私もそんな上司を見てきました。

どう判断するかというと、仕事中とプライベートでの行動を見極めることです。

プライベートまで見たくはないとは思いますが、飲み会などで、店員に偉そうにするやつは基本的に人間的に腐っているやつと思って良いと思います。

そんなところまで、高圧的な上司は実際にいます。

はっきり言って、パワハラと指導の線引きは、いじめといじりの違いくらいに難しいところです。

相手によっても違いますし、業務と関係なければ、指導ではなくなるでしょうし、非常に難しいです。

ただ、一つ言えるのが、暴力や暴行などで行動に出てしまえば、明らかにパワハラでしょう。

というよりも、犯罪です。

少なくとも私はそう捉えます。傷害罪ですし、暴行罪です。

仕事中だからという言い訳は通用しません。

そこをパワハラという横文字で片付けてしまう日本もどうなのかと思います。

幸いに今のところ、そこまで常軌を逸した上司に出会ったことがありませんが、もし今後手を挙げられるようなことがあれば、間違いなくしかるべき対応をするでしょう。

暴力や暴行などを伴う、パワハラは最も無く避ければ、いけないことです。

何度も言いますが、犯罪です。

逮捕されてもおかしくないのです。

そんな過激なことが許されていいわけがありません。

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